イスタンブールの地下には二つの地下宮殿があります。
数々の映画の舞台になっている「イスタンブール地下宮殿」
一般公開されたばかりで穴場的な観光地「テオドシウスの貯水池」
どちらもイスタンブール旧市街のスルタンアメフット地区にあります。
うす暗い地下にある巨大な建造物。
しかも5世紀頃に造られたものと聞くとさらにびっくり。
「イスタンブール地下宮殿」、「テオドシウスの貯水池」は
イスタンブールで観光必須の幻想的な空間です。
イスタンブール地下宮殿
イスタンブール地下宮殿(THE BASILICA CISTREN)は地下にある貯水池です。
4世紀から6世紀に造られたものといわれています。
イスタンブール歴史地域(地区)として世界遺産にも登録されています。
4世紀から6世紀の東ローマ帝国の時代に造られたものが、
2020年でもちゃんと残っているという事が素晴らしい!
水はヴァレンス水道橋からここへ引かれているのだそう。
かつてはトプカプ宮殿の重要な水がめだったのでしょうね。
幻想的に並んでいるのはコリント様式の柱です。
奥までずっと続く大理石の石柱。
映画『ロードオブザリング』に出てきたモリアの坑道を彷彿とさせますね。
地下宮殿は数々の映画の舞台となっています。
ジェームズ・ボンドの『007 ロシアより愛をこめて』
他にも地下宮殿が爆発する?!とハラハラしたのは、
トム・ハンクス主演の『インフェルノ』ですね。
お?トルコ衣装!
宮廷衣装はヨーロッパのデザインとも違い、何ともエキゾチックです。
女性はハレム以外ではベールを着用しています。
トルコの大人気大河ドラマ「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」が
世界各国で人気のようで、トルコ衣装で写真撮影できるブースは大盛況です♪
6年前に観光した時はありませんでした。
アーチが続いて神秘的な雰囲気ですね。
濡れていて、泣いているようにも見える石柱。
みどころは地下宮殿の奥にある、2体のメデューサの顔です。
以前は泥の中に埋まっていましたが、1984年の大改修で発見されました。
メデューサの首の周りには小銭が投げられています。
営業時間・料金・アクセス
営業時間:夏期:9:00~18:00、冬期:9:00~17:30
(宗教的な休日の初日は13時オープン)
休日:なし
入場料:30TL
現金のみ。クレジットカードは利用できません。
内部のフラッシュ撮影は禁止されています。
ミュージアムパスは利用できません。
営業時間などは変更される場合があります。
イスタンブール地下宮殿(THE BASILICA CISTREN)の公式サイトで確認できます。
イスタンブール地下宮殿の近くの通り。
カラフルでオシャレですね。
テオドシウスの貯水池
テオドシウスの貯水池(Theodosius Cistern)はイスタンブール地下宮殿から徒歩圏内にあります。
新地下宮殿とも呼ばれる、テオドシウスの貯水池。
2018年4月に一般公開されました。
ガイドブックにもまだあまり紹介されていないんです。
2019年の年末に訪れた時はなんと入場無料でした。
(公式HPで確認すると現在は20TLと記載されています)
テオドシウス貯水池の外観はファッションビルのようなオシャレなデザイン♪
イスタンブール地下宮殿へ訪れた後にこちらへ来ると、
その差にびっくりします。
入った瞬間にまばゆい空間に魅了されます。
キレイで新しい印象を受けますが、ビザンツ帝国のテオドシウス2世の時代のもの。
428年~443年の間に作られたそう。
神々しさすら感じますね。
入場無料なのに、人があまりいません。
イスタンブール地下宮殿とはえらい差です。
32本の大理石の柱でささえられています。
天井のアーチも美しい。
SNS映えしそう。
絶好の撮影スポットですね。
誰かが写真撮影しています。
トルコのイケメンが写真撮影していました。
ご立派な胸板。お顔も素敵でしたよ♪
営業時間・料金・アクセス
営業時間:9:00~19:00(宗教的な休日の初日は13時オープン)
入場料金:20TL
(2019年は無料でしたが、2020年6月現在で公式HPには20TLと記載があります)
休日:なし
ミュージアムパスは利用できません。
営業時間などは変更される場合があります。
詳しくはシェレフィエ・サルヌジュ(Şerefiye Sarnıcı)公式サイトで確認できます。
イスタンブールはかつての「ビザンツ帝国の首都コンスタンティノープル」。
さすがに歴史を感じますね。
新旧ふたつの地下宮殿、場所も近いので是非。
『イスタンブール地下宮殿とテオドシウスの貯水池が幻想的すぎる【トルコ】』
さつまおごじょの”みなと”でした。ありがとさげもした。
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