九州で温泉といえば大分・熊本が有名ですが、もちろん鹿児島も温泉県。
霧島温泉郷・指宿温泉がメジャーですが、鹿児島市内にもあちこちに温泉があります。
いわゆる銭湯ではなく全て温泉。
小さい頃から日帰り温泉三昧の私。
大人になってからは車で熊本や大分温泉へ。
趣味の登山の後も温泉でさっぱり。
そんな私ですが鹿児島県内で温泉と言えば霧島や日当山温泉へ行く事が多く、
日置市の吹上温泉は未開の地でした。
最近泊まったお宿のおかげで見事に美人湯にハマった私は今回も『とろとろ湯』を求めて
吹上温泉の『吹上温泉 みどり荘』へ。
日本秘湯を守る会の会員宿でもあるみどり荘。
温泉はもちろん、湖畔に面したお部屋が素敵です。
そして薩摩の黒湯が最高♪
いっぱい食べて温泉に浸かって、ぐっすりと寝る。
のんびりしまくりで宿泊した様子をレビューします。
吹上温泉 みどり荘
立派なアプローチと門構え。
歴史を感じますね。
みどり荘は日本秘湯を守る会の会員宿です。
文豪・吉田 絃二郎、歌聖・斉藤 茂吉などの名高い人物もみどり荘を訪れています。
離れの通路も赴きがあります。
お部屋
お部屋は純和風造りの“離れ”となっており、全部で8棟。
みどり池を囲む広い空間に8室しかないなんて贅沢ですね。
窓の外は湖畔。
なんとも素敵な眺めです。
ちょうど紅葉し始めの頃でした。
コロナ対策で最初からお布団が敷いてありました。
今回宿泊したお部屋は10畳。
布団が敷かれた状態でも余裕がありました。
お茶菓子の”ちりめんぬれせんべい”が激うまです。
日本三大砂丘の吹上浜でとれたちりめんが使われています。
うれしかったのは、部屋の鍵♪
なんと2本あります!
温泉宿に行くと渡されるルームキーは大抵1本!
それだと家族それぞれで温泉へ行くとき面倒なんですよね。
離れのお部屋の場合、鍵を持っていなければ外で待つ羽目に。
でも今回は2本の鍵のおかげで、
時間を気にせずにたっぷりと温泉に浸かることが出来ました。
またお部屋のリモコン類も消毒しやすいようにカバーがされているなど、
細かいところにもコロナ対策がされていました。
フェイスタオル・バスタオル・ハブラシ・浴衣・羽織・足袋が置いてあります。
温泉に行くときに使える籠もおいてありました。
温水洗浄機付きトイレとユニットバスもありました。
そして意外とチェックしてしまうトイレットペーパー。
柄が入った上質なものでした。
他にもテレビ、金庫や電気ポットもあります。
食事
夕食、朝食ともにお食事処のテーブル席でいただきます。
部屋に電話が来てから食事処へ伺うようになっており、
他の宿泊客とすれ違う事はありませんでした。
夕食
小鉢。
久しぶりに貝を頂きました。
自家製の食前酒おいしかったです。
葛まんじゅう。
ホタテ、ハマチ、マグロのお造り。
目にも美味しい、お吸い物。
黒豚しゃぶしゃぶ。
黒豚の甘~いうま味が大好きです。
白身魚の南蛮漬けとホタテの素焼き。
吹上浜であがったちりめんじゃこのご飯。
お釜で炊いたご飯はふっくら。ちりめんじゃごが香ばしくて、
これだけで何杯もいけちゃうお味です。
お味噌汁。
果物は柿と梨。
香の物は小さいきゅうりでした。
美味しくてボリュームもあり、満足な夕食となりました。
朝食
朝食は3重になっている器に盛られていました。
ちょっとワクワク。
一の膳。
煮物。温泉卵。マグロのタタキ。
朝にマグロのタタキはちょっと贅沢に感じますね。
二の膳。
焼き魚。明太子。昆布。豚みそ。
豚みそはご飯によく合います。
もちろんご飯はお釜で炊いたご飯です。
ふっくらと炊けていて美味い。
三の膳。
サラダ。
朝の湯豆腐。
お腹が温まっていいですね。
美味しい豆腐に感化されて、帰りに道の駅で地元のお豆腐を購入しました。
ノンアルコールの甘酒をどうぞ。
品数も多く、満足のいく朝食でした。
吹上温泉
鹿児島では2軒しかない『日本秘湯を守る会』の温泉の1つがこのみどり荘。
そして自家源泉はpH9.1の「硫化水素単純アルカリ泉」。
私の大好きな”とろとろ美肌の湯”です。
内湯、露天風呂と家族湯があります。
また立ち寄り湯としても利用できます。
家族湯
家族風呂は女湯と男湯の内湯の隣に2つあります。
嬉しい事に宿泊者は無料で入る事ができます。
予約は必要なく、空いていれば入れます。
家族湯の浴槽。
2つの家族湯は全く同じ作りです。
目の前に湖畔の風景が広がります。
せっかく入るなら外観を楽しめる明るい時間がオススメ。
ちょっと紅葉していました。
日本秘湯を守る会の宿限定のアメニティーである”秘湯くまざさシャンプー”、”秘湯くまざさリンス”と”秘湯くまざさボディシャンプー”の三兄弟が置いてありました。
秘湯くまざさシャンプー類は宿の売店で売っています。
露天風呂
男性専用露天風呂
男性の露天風呂は解放感抜群です。
湖畔の四季を楽しみながら温泉に浸かれます。
そしてなんと通路からも露天風呂に入っている人が(うっすらと)分かるような解放感です。
「これ見えすぎだよね?男性だけだよね?」
ちょっとビクビクしながら女性専用露天風呂へ向かいました。
女性専用露天風呂
みどり池を半周。
意外と遠いぞと思いつつ、女性露天風呂へ着きました。
流石に女性用は池側に覆いがされており、
外からは見えません。「ほっ」
入口から入るとすぐに露天風呂があり、少し奥に脱衣所があります。
大きな石造りの浴槽と小さなかがり湯の2つ。
女性の露天風呂は内湯から遠いせいか、誰もいませんでした。
温泉の温度もちょうど良く、足を延ばして満喫。
寝そべるカエルに癒されました。
内湯
内湯も池に面しています。
浴槽や洗い場、脱衣所も広いです。
みどり荘は自家源泉と吹上温泉が混ざることで出来る、
黒と白の湯の花のにごり湯です。
季節や外気温によって各源泉のブレンドを調整されているようで、
夏は黒湯・冬は白湯という具合に温泉の色も変化します。
100%源泉かけ流しで秘湯を存分に味わいました。
吹上温泉 みどり荘へのアクセス・住所
チェックイン:16:00
チェックアウト:10:00
住所:鹿児島県日置市吹上町湯之浦910
電話:099-296-2020
支払いにPayPayが利用できます。
VISA/Master Card/デビットカードが利用できます。
鹿児島市(鹿児島中央駅)からは車で約45分。
無料駐車場があります。
西郷隆盛も愛した吹上温泉
鹿児島県で再発見という事で今回は吹上温泉へ。
鹿児島市内からも約45分という立地。
程よいドライブで疲れる事もなく、高速代も要らない。
昼過ぎにゆっくりと出かけて、
夕方にはpH9.1の硫化水素単純アルカリ泉の美人湯へ浸かる。
夕暮れには目の前の湖畔を眺める。
なんて贅沢なんでしょう。
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美肌の湯は最高!!
『湖畔に佇む温泉宿は美肌の湯 吹上温泉 みどり荘 宿泊レビュー』
さつまおごじょの”みなと”でした。ありがとさげもした。
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