秋の紅葉真っ盛りの時期に大分県の阿蘇くじゅう国立公園内にある『赤川温泉スパージュ』に泊まりました。
1人あたり1万円程度というリーズナブルな料金で温泉や美味しい食事を楽しみ、満足のいく宿泊でしたのでレビューします。
バイクのツーリングや登山でも大人気のくじゅう。
また『日本の美しすぎる星空10選』にも選ばれた久住高原。
大自然に囲まれて貸切の露天風呂でゆったりとできるのが赤川温泉スパージュの一番の魅力です。
また泊まりたい、違う季節にも訪れたいと思うお宿でした。
赤川温泉スパージュ
赤川温泉スパージュは韓国出身のパクさんと日本人のエリカさんのご夫婦で営われているお宿です。
2011年にオープンして今年で9周年との事ですが、建物は新しく内装やインテリアからはセンスの良さを感じます。
貸し切り温泉
赤川温泉スパージュの一番の魅力といえば温泉です。
なんと貸し切り家族風呂です。
温泉は露天風呂と内湯の2つあります。
貸切なので気兼ねなく、ゆっくりと温泉に入れてリラックスできます。
赤川温泉スパージュのお湯はメタケイ酸が豊富でお肌がつるつるになる、美人湯です。
ちなみに貸し切り温泉は宿の宿泊客とキャンパーが利用します。
宿泊当日はまずは露天風呂か内湯か選び、30分の家族風呂の予約をします。
宿泊客のお風呂の予約がすべて埋まれば、空いている時間に2回目の予約を入れる事ができるとの事。
翌日はお風呂が空いていればいつでも入れます。(札が入浴中でなければOK)
露天風呂
露天風呂の入り口に札があります。
入る前に札をひっくり返して露天風呂へ向かいます。
木々に囲まれた露天風呂です。
秋の時期は紅葉がありキレイですね。
大人2人ならゆったりと入れる湯船。ゆっくりと温泉に浸かって日々の疲れを癒やしたいですね。
お湯はちょうどいい温度でした。
極楽。極楽。
冬にむけて露天風呂は寒くなる時期ですが、脱衣場には冷えないように暖房もありました。
翌朝は朝4時から入れるとの事。
貸し切り内湯
こちらも貸し切りなので、入り口にある札を『入浴中』にして入ります。
洗い場も湯船も広々としています。温泉の温度もちょうどいい湯加減でした。
脱衣場にも暖房があります。冬は内湯の方が湯冷めしなくていいですね。
露天風呂は夜中に入れませんが、内湯は24時間入れます。
食事
温泉宿に泊まったらお楽しみの食事。
赤川温泉スパージュでは久住高原の新鮮な食材を使った料理を味わえます。
夕食
夕食は韓国家庭料理です。時間は決まっていて、18時からです。
ご飯は炊飯器から自分でよそいます。
日本の宿の夕食で韓国料理を食べたのは初めてでしたが、普段はキムチぐらいしか食べないので、韓国家庭料理は新鮮でした。
鉄板で熱々のプルコギもチヂミも美味しかったです。
温かいスープも後からいただきました。
キムチやサムジャンも手作りとの事。
辛いものが苦手なお子様舌の私には、カクテキとウメのキムチがダメでした。
家族が美味しくいただました。
食後にはデザートのケーキがありました。
飲み物やお酒はセルフサービスです。
食堂の前に冷蔵庫があり、ビール(缶、ビン)、缶チューハイ、ジュースなどがあり、自分で食卓へ。
エビスビール350ml缶が350円でした。
一般的な宿でビールやお酒を頼むと1杯700円〜かかります。
こちらではビールを2缶飲んでも700円。宿泊中のアルコールとしてはリーズナブルです。
また食堂のカウンターの上に日本茶やお水(無料)が置いてあります。セルフサービスです。
朝食
朝食は洋食です。時間は8時から。
前日の夕食が18時だったので、8時からの朝食時にはけっこう腹ペコです。
朝食の前からコーヒーやパンのいい匂いがしていたので、余計にお腹が空きました。
卵、サラダ、ハム、パン、ヨーグルト、オレンジジュースとオーソドックスなメニューですが、どれも新鮮で美味しかったです。
特にパンがとても美味しかったです。
後から宿のご主人に尋ねると、パンは自家製ではないとの事。美味しいパン屋さんから届くようです。
カウンターの上に紅茶、コーヒー、日本茶があります。セルフサービスです。
寒い時期だったので、暖炉に火が入っていました。
食堂から、ふと外をのぞくと雲海が見えました。
ちなみに秋から初冬にかけては寒暖の差が大きく、綺麗な雲海が発生しやすい時期です。
お部屋
2階にはツインルームが6部屋。トリプルルーム2部屋。
和室も2部屋あります。
また1階にはバリアフリーのお部屋があります。(1階のフロントロビーや食堂、温泉の近くのお部屋)
お部屋の作りは至ってシンプルでした。
アメニティは歯ブラシのみ。
ソファーとテーブルがあり、テーブルの上にはお茶のティーパックとお茶菓子の塩キャラメルのクッキーが置いてありました。
このクッキーが美味しかったです。
貸切温泉があるので利用はしませんでしたが、ユニットバスがありました。
洗面のお湯はすぐには出てこずに、蛇口をひねってしばらく待つとお湯になりました。
部屋のトイレはウォシュレットではありません。
1階の共同のトイレにはウォシュレットがついています。
ちょっと残念な点としては、建物の造りの問題か、壁が薄いのか、割と音が響きます。
1階で楽しく卓球をしている音が2階の部屋で聞こえたり、私が部屋で口ずさんだ歌が部屋の外の廊下で聞こえていました(笑)
ちなみに泊まったその日、私はくじゅうの山に7時間の山登りをしていました。
卓球している音が響くなとの認識はありましたが、私の場合は全く気にならず。
登山の疲労と夕飯後の満腹で即寝&爆睡してしまいました。
早朝の5時に目が覚めて、内湯の貸切風呂へ入りに行くと宿のご主人が玄関の掃除をされていました。
卓球勝負ができる!
宿泊客が自由に使える卓球台があります。
浴衣がはだけながら卓球勝負をしました。
夜は21時まで利用できます。
卓球台の奥にハンモックが置いてあり、興味はあったのですが、寝転がる勇気がなく。。。
宿の外は広々とした庭があります。
ボール、バドミントン、キャッチボールのセットが玄関に置いてありました。
キャンプも出来る
赤川温泉スパージュでは、阿蘇くじゅう国立公園内にある大草原でキャンプができます。(予約制)
しかも1日限定5組なので、広大な敷地で適度な距離を保ちつつ、ゆったりとテントを貼る事ができます。
目の前にはくじゅう高原の美しい景色が広がり、鳥のさえずりで目が覚めます。
夜には幻想的な月明かり、夜空いっぱいの星空が広がっています。
早朝にコーヒーをいれて雲海を見ることが出来れば、最高の朝になりますね。
貸し切り温泉(露天・内湯)にも入れて、ゆとりのあるキャンプスペース。キャンパーにとっても魅力的です。
1階にある貸切温泉(内湯)前に電子レンジ、湯沸かしポット、トースターが置いてあります。
キャンプで料理が失敗しても夜中に小腹が空いても、なんとかなりますね。
1階の共同トイレの横には可愛らしい洗面台もあります。
くじゅう登山にも便利
登山が趣味な私が毎年くじゅうへ訪れる目的は、ズバリ登山です。
宿泊翌日にも登山をする事が多いので、これまで登山目線(ロケーションや食事の時間)で宿を選んできました。
赤川温泉スパージュは、赤川登山口へのアクセスが抜群に良いです。車で3分程。
赤川登山口からは久住山(1786.9m)やミヤマキリシマ群落がある扇ヶ鼻(1698m)へ登れます。
ミヤマキリシマの時期や紅葉の時期は景色が抜群です。
チェックイン:15時
チェックアウト:10時
館内禁煙
無料Wi-Fi
住所:大分県竹田市久住町大字久住4026-1
電話:0974-76-1055
支払いに各種クレジットカード、電子決済が使えます。
VISA、マスターカード、アメリカンエキスプレス、JCB、ダイナーズクラブ、DISCOVER
電子決済:PayPay、Rpay(楽天ペイ)、LINE Pay
赤川荘・赤川温泉の無料入浴券付
スパージュに宿泊すると、赤川荘の赤川温泉に日帰り入浴できます。
チェックインの時に入浴券を頂きました。
1泊の場合、スパージュ宿泊当日と翌日のどちらかで入浴できる券です。
普通に日帰り入浴だと700円かかるので、赤川温泉スパージュで入浴券をもらえてお得でした。
赤川荘は赤川登山口の先にあります。
登山口から歩いて数分。登山が終わってすぐに温泉にはいれます!
露天風呂は川に面しており、滝を眺める事ができます。
コバルトブルーを思わせる、乳白色の温泉と周りの緑の景色がなんとも幻想的です。
しかーし!温泉は冷泉です。繰り返します、冷泉です。
紅葉の時期に訪れたので寒くて露天風呂には浸かれませんでした。
(一応膝までは入ってみました。)
暑い夏の時期だと冷泉で丁度いいお湯加減。
ゆっくり露天風呂に浸かれそうですね。
内風呂は加温してあるのでご安心を。赤川温泉の泉質は硫黄泉です。
硫化水素と炭酸ガスを同時に含んでいる全国でも珍しい温泉です。
温泉内の洗い場の水道は3つ程ありましたが、ひとつは使えず、残りの2つも水しか出ません。
内風呂のお湯を洗面器ですくって体を洗いました。
ボディシャンプーやリンスインシャンプーが洗い場に置いてありました。
登山の汗を流し、硫黄の匂いをぷんぷんさせながら鹿児島まで戻りました。
赤川荘の前に駐車場がありますが、駐車場が満車の場合は赤川登山口駐車場に停める事ができます。
入浴の営業日: 毎週 金、土、日、(月)10:00~18:00
日帰り入浴の休業日: 毎週 (月)、火、水、木
特定日(GW・盆・正月)は入浴営業しています。正月は雪により休業の時もあります。
住所:大分県竹田市久住町久住4008-1
電話:0974-76-0081
貸切露天風呂が最高♨
『くじゅうに泊まるなら赤川温泉スパージュ【大分】』
さつまおごじょの”みなと”でした。ありがとさげもした。
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